本日開催された、平岡公園梅ボランティア養成講座の第2回目のテーマは「実落とし、下草とり」です。
一般的には、梅の実落としという作業はありません。
平岡公園では花の鑑賞を主体としているので、未熟なうちに実を落としています。
小さな梅を落としてしまうのは勿体ないという声もあるのですが、樹齢が古い木も多いので、樹体を守るために行っています。
4mの長さのさらし竹を使って、梅の実をたたいたり、枝を痛めないようにゆすって落とします。
落とした実は集めて堆肥を作り、利用します。
また、一部の実は完熟させ、その種から梅林に植栽する梅の木を育てています。
上を見続けた作業のあとは、下草とりです。
気温があがり、生長が旺盛になってきた下草を取り除きます。
今回はねじり鎌を使い、梅の根を傷つけないように、雑草を掘り起こすように根からとりました。
1本だけ、梅の根を見ることができ、植え替えの時に切られた太い根から細根がでているのが確認できました。
梅の木のまわりの下草をぐるりと刈り、取り終わった草は根のまわりに敷き均し緑肥にしました。
この実習木は、数年前に移植されたばかりの、梅林の中ではまだ若い木です。
今後もたのしみに見守ってください。