本日は朝から小雨の降る中ではありましたが、集合場所には本日のツリーウォッチングを楽しみにしてくれている方々が集まっていました。
ボランティア「平岡どんぐりの森」の“ゆうさん”に本日巡るルートの説明をしてもらい、いざ出発です!
※本日はちょっと昆虫多めのご紹介になりそうなので、苦手な方はお気をつけください。
早速出会ったのは、小雨の中、動かずにじっとしている昆虫たちです。
カニグモ
ナミテントウの幼虫
トホシカメムシ
梅の香橋を渡り梅林の中を歩いていくと、遠目でも目立つきれいなピンク色が見えました。
アオダモの果実です。
野球のバットの原料として知られるアオダモ。
5月中旬頃には白いたくさんの小花を咲かせていましたが、今はピンク色の果実を付けて、種の成熟をじっと待っていました。
こちらはハリギリの葉を下から見上げたところです。
葉柄を見ると、長さがそれぞれ違いますね。
これは、光をより多く浴びるために葉が重ならないようにしているのです。
林道に入ると、足元にはひっそり可憐に咲く植物たちがいました。
みなさん植物の観察に夢中♪
ツクバネソウ
ジンヨウイチヤクソウ
トケンラン
ギンリョウソウ
まだ土から出てきたばかりですね。
完全に出てくるとこのような感じですよ。
突如足元に現れた穴!
もしやこれは・・・セミが出てきた穴!?
何年も何年もここで暮らしていたのですね。しんみり。。。
林道を抜けて湿地へと進むと・・・
オカトラノオの花が上がってきていました。
開花まではもう少しかかりそうです。
湿地の中で堂々と背を伸ばしているのは、カヤツリグサ科の多年草フトイです。
クロバナロウゲ(上)やヒツジグサ(下)もまだまだ咲いていますよ。
葉っぱについている泡。よく見かけますよね。
これはアワフキムシの幼虫が身を守るために、自ら排泄物を泡立てて作った巣だそうです。
この粘度の高い泡はアリなどが巣に侵入すると溺死してしまうそうです。
途中、ナミテントウの幼虫が脱皮していました。
テントウムシの脱皮、初めて見ました。
命がけの脱皮。がんばれ!がんばれ!
帰りは木道を通り、ツルアジサイ(上)やチシマアザミ(下)を見ながらゆっくりと第1駐車場まで戻りました。
発見したり教え合ったり、みんなで歩く自然観察はとっても楽しいですね♪
ご参加いただいた皆さん・平岡どんぐりの森の皆さん、どうもありがとうございました!!
次回の「平岡公園ツリーウォッチング」は7月18日(水曜日)
テーマは「大きく育つ樹・森の移り変わりを見る」です。
時間:10時から2時間程度
集合場所:平岡公園第1駐車場
参加費:100円(保険代込)
申し込み:不要・当日お越しください
服装・持ち物:歩きやすい靴・服装、帽子、飲み物など
皆さまのご参加をお待ちしております!