園内の人工池への木道と、人工湿地の木道は冬期のため閉鎖されていましたが、
先日から開放となっています。
さっそく人工湿地の木道を歩いてみると、
おそらく園内で一番開花が早いエゾノリュウキンカが黄色い花を咲かせていました。
図鑑などには5~7月に開花とありますが、毎年人工湿地のエゾノリュウキンカは開花が早いです。
冬は寂しい風景だった人工湿地ですが、鮮やかな黄色い花を見ると「春が来たんだなぁ」と感じますね。
上流湿地では、ミズバショウが咲いていました。
場所によってはまだまだこれからの所もありますが、上流湿地の木道から観察することが出来ます。
木道からはすこし遠いですが、日当たりのいい場所では多く咲いています。
そしてザゼンソウも。こちらは木道からはそっぽを向いています。
巡回時には1箇所にしか確認出来ませんでしたが、よく探せばもっと発見できるかもしれません。
湿地の色や、落ち葉の茶系の色等と同化してしまうので、探すのが難しいですが、園内を散策される際には探してみて下さい。
湿地の中の水量も増え、小川が勢いよく流れています。
春になり、日差しが暖かくなってくると聞こえてくる「キャラララララ、キャラララララ」という鳴き声。
今年も園内でエゾアカガエルの卵を確認する事が出来ました。人の気配を感じると、すぐに鳴き止んでしまいます。
エゾアカガエルは春の産卵期を過ぎると、なかなか姿を見る事が出来ないので、いまが観察できるチャンスです。
カエルの卵等は持ち帰らず、その場で観察をするようお願い致します。
これからも平岡公園でたくさんの生き物たちを観察できるよう、皆様のご協力をお願い致します。