今日は「ひらおか春の湿生植物観察ツアー」を開催しました。
札幌市立大学名誉教授の矢部和夫博士やいつもイベントで案内していただいている平岡どんぐりの森の皆さんに来ていただいて、植物に関するいろいろな話を聞きました。
矢部先生から今日のルートについての説明を受けて出発です。
早速面白い樹木を見つけました。
コナラとミズナラです。コナラは札幌市民であればかなりよく見ることのできる樹木となっています。しかし、実は札幌近郊がコナラの北限となっており、札幌より北に行くと、ほとんど目にすることのできない樹木となっております。
梅の香橋から森、湿地に入っていく道中、トケンランもちらほら見ることが出来ました。
ゼンテイカも咲いています。
湿地内でもコンロンソウなど、いろいろな植物を観察できました。
様々な植物を観察しながら人工湿地に向かいます。
写真の7割強を占めている草はムジナスゲといい、人工湿地を形成するうえで重要な植物の一つとなっています。
写真ではお見せできませんが、ムジナスゲが風に吹かれてなびく姿はとてもきれいです。
そしてこちらはカキツバタです。ホームセンター等にて売られているカキツバタと違い、野生品種のカキツバタです。
今回講師出来ていただいている矢部先生は本公園の人工湿地の作製に深くかかわっていただいた方となっております。
今回のイベントでは人工湿地の推移についても詳しいお話を聞くことが出来ました。
平岡公園では今回紹介したコナラや野生品種のカキツバタのほかにも、ここでしか見られないような珍しい生き物がたくさんいます。そのような生き物を間近で見ることのできる公園となっておりますので、皆さま是非遊びに来て下さい。
なお、公園内での動植物の採取・捕獲、園路から外れる行為は原則禁止となっております。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。