今日は酪農学園大学の学部生による野外実習でした。
札幌市公園緑化協会は酪農学園大学と協定を結び、都市公園における良好な生態系の保全や課題解決のための調査研究活動にとりくんでいます。
平岡公園では、調査フィールドとして様々な生き物の調査や、環境教育などが行われています。今日はその一環です。
100人を超える学生たちが集まり、これから行う実習についてレクチャーを受けます。
この後少人数のグループに分かれ、4つの調査を行いました。
まずは「昆虫の採取と同定」。平岡公園にはどんな昆虫がいるのか?それを調べます。
採取した後は資料を見ながら「これかな?」「あれかな?」と決める作業。
下の写真は、自分のいる位置を「GPS」という機械を使って調査するために、GPSの使い方を学んでいます。
このグループはこの後、梅林を中心に歩き回り、GPSを使って地図を作ったり、気になる点(散策路を修理したほうが良い、など)があれば地図に記録する、という作業をしました。
こちらは川に入って、水生昆虫を採取し、どんな生き物が住んでいるかを調べています。
また、公園内の樹林地の樹木調査も行いました。樹高を測る方法を学んでから、樹高や健康状態などを記録しました。
1日掛けて4つの調査を行いました。学生の皆さんは頭も体も使って、ちょっと疲れたかな?
この実習は学部生が受講し、講師として大学の先生が入るのですが、企画・運営のほとんどは大学院生が行っています。
自分たちが学んだこと・体験したことを、下級生や後世に伝えていく、その繰り返しで研究は積み重なっていくのだなと感じた一日でした。
酪農学園大学の皆様、お疲れ様でした!