平岡公園- 住宅街に囲まれたオアシス -

とける雪、流れる水

2014.01.25

今日は気温が上がり、園内の雪もじゅわ~っととけています。

清田区の最高気温は4℃、暖かい一日となりました。

今日のような暖かい日は、樹上や建物の屋根から雪がおちてくることがありますのでご注意ください。

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まゆ玉飾りのように、枝先にくっついた雪、散策のときには頭上もときどき確認してみて下さいね。

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西側エリアの上流湿地も、今日は心なしか流れる水が多く感じられます。

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ここで湿地の木道を散策される皆さまにお願いです。

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木道を外れて、雪の積もった湿地の上を歩くことは、思わぬ深みにはまることがあり、大変危険です。

定められた木道の散策コースをご利用をお願いいたします。

 

さて、木道を歩いていると、様々な樹木の枝の芽が気になります。

たとえばホオノキ、初夏には白い花、秋には赤い実がついていた、あの樹木です。

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今はというと、写真左下、冬芽の状態です。

先端の芽の下の方にあるぼこぼこした跡は、葉がついていた部分で、葉痕(ようこん)といいます。

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葉のある時期と並べてみると分かりやすいですね。

落葉する樹木は、春に芽吹いて、葉が広がって、秋に散る、という一年のサイクルの中で、

なんとなく、同じところからいつも葉がでてくるような、漠然としたイメージをおもちの方も

ひょっとしたら、いらっしゃるかもしれませんが、樹木は日々生長しています。

枝をよく観察してみると、そのヒストリーがわかりますよ。

この小さな冬芽の中にも、来年の分の葉や花や枝がちゃんと詰まって用意されているんですね。

 

本日の観察マップはこちら↓

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