みなさまこんにちは!
今日は平岡公園で見られる冬の木の芽を紹介します。
まずは、基本的な特徴の芽をご紹介。こちらはオオバボダイジュです。
卵形にふくらんだ赤い芽と細い枝はマッチ棒のようにも見えますね。
似た樹木でシナノキがありますが、オオバボダイジュはシナノキのような密毛はなくツルリとしています。
赤い鱗のような皮を芽鱗(がりん)といい、芽を覆い、寒さや乾燥などから守っています。
このような冬芽を鱗芽(りんが)とよびます。
緑がまぶしいですね。こちらはオオバボダイジュの花の頃の写真(2013/7/17撮影)です。
花からは上質な蜜がとれ、これを求めて虫たちが集まってきます。
・ ・ ・ 緑の季節が恋しくなりますね。
こちらは、オオカメノキです。白刃取りか、手を伸ばして雪のつぶを抱えているみたいです。
オオカメノキの冬芽は、細かい毛がびっしりと密に生えて芽を守っています。
芽鱗はなく、葉がぎゅっとそのまま縮まったようなイメージです。
このような冬芽を裸芽(らが)といいます。鱗芽に比べると種類は少ないです。
春になると、手のように伸びた部分は葉になり(葉芽)、中心の丸い部分は花になります(花芽)。
こちらもオオカメノキですが、虫にかじられてしまったのでしょうか。ワァーッと口をあけています。
こころなしか手のうごきも慌ててあばれているような…
オオカメノキは、別名ムシカリ:虫狩ともよばれ、虫に好まれ葉が食べられやすいそうです。
芽のうちからかじられてしまうこともあるのでしょうか。ちょっとかわいそうですね。
こちらはオオカメノキの花(2013.5.21撮影)、こんなにカワイイ花がさくんですよ~。
ちなみに、花の集まりのふちどりの花弁の白い花が装飾花で、実をつける両性花は中心の部分です。
・ ・ ・ 春が待ち遠しいですね。
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