4月21日(土曜日)、とても良い天気に恵まれたこの日は、今年1回目の自然観察イベント「ながぐつの土ようび」がありました。
この日のテーマは「とびだせ!春のたんけんたい」。
春を迎えた平岡公園を、ボランティア「平岡どんぐりの森」の“ゆうさん”を隊長に散策しました。
第1駐車場に集合するみなさん。これから一体どんな出会いがあるのかワクワクしています♪♪
梅の香橋を渡ると、橋の下にはミズバショウが広がっていました。平岡公園春の風物詩の一つですね。
橋の下の木道を歩きながらミズバショウの群落をよく見るとザゼンソウもポツポツとありました。
ちょっと中を拝見・・・
花粉を運んでくれる虫をおびき寄せるために臭いを発しているのですが、その匂いがちょっと独特なのです・・・
※木道の下には様々な生き物や植物が生活しています。木道からは降りないで観察してくださいね。
木の枝を観察すると、樹皮が何だかマダラ模様になっています。
これは、エゾヤチネズミが冬の間に食べた痕です。
朽ちた丸太をひっくり返すとセミの抜け殻や固く丸まったダンゴムシがいました。
そのほかにもオオマルハナバチやエゾマイマイ、クジャクチョウ、カゲロウの仲間と出会ったり、そこかしこに生き物の存在を感じます。
さぁ!お待ちかねのカエルの卵の観察です!
この卵は平岡公園に昔から生息しているエゾアカガエルのものです。
酪農学園大学のみなさんからカエルの卵の触り方を教わります。
カエルには人の体温は高温すぎるので、水で手を冷やしたうえで、水の中でそぉ~っと触ります。
すでに中にはオタマジャクシの姿が・・・。あと1週間ほどで外に出てくるそうです。
子ども達は「たくさんいる~!」「ぷるぷるする~!」と感動しているようで、夢中で観察していました。
観察後はみんなで卵を放流しました。立派なカエルになってね!
※カエルの卵は許可を得て捕獲・観察しています。
最後に酪農学園大学でカエルの調査をしている学生さんから、平岡公園で暮らすカエルのお話や、元々ここにいない生き物(外来生物)を絶対に公園に離さないでね。というお話がありました。
第1駐車場までの帰り道でもエゾノリュウキンカやマガモのつがいとの出会いがありました。
また季節が変わると違った出会いがあるのでしょうね♪
ご参加くださったみなさん、スタッフとして参加してくださった平岡どんぐりの森メンバーのみなさん・酪農学園大学の学生のみなさん、本当にありがとうございました!
次回の「ながぐつの土ようび」は5月19日(土曜日)、テーマは「わかばの森たんけんたい」です!
集合場所:平岡公園第1駐車場
参加費:100円(保険代込)
申し込み:不要・当日お越しください
みなさまのご参加お待ちしております!!