数日前から公園内でエゾシロチョウがサクラやズミの木に群がって飛んでいるのを見かけるようになりました。
エゾシロチョウ大量発生していると敬遠されがちですが、日本では北海道のみに分布する在来種です。幼虫はバラ科の樹木の新芽や若葉を食べて成長します。そのため、害虫として扱われることがあります。
毛虫の見た目は悪いのですが、毒はありません。また、葉の食害は一時的なものなので、平岡公園では駆除はしていません。そうは言っても、道端で出くわすとギョッとします。
園内では人工湿地の周囲にあるズミの木にたくさんいます。耳を澄ませると羽音まで聞こえてきます。
「あれ、あの枝ちょっと変だよね」っと、よーく見ると蛹がびっしりついていたりするので、嫌いな方は本当にお気を付けください。一気に寒くなります。
でも、青空の下、木に群がるチョウチョというのは少し素敵な風景ではないですか。
初夏の風物詩として楽しんでいただければと思います。
ちなみに、エゾシロチョウが群がっている写真を撮りたかったのに、失敗しました。