みなさまは「ササの花」と聞いて、どのような花なのかすぐに思い浮かべることはできるでしょうか。
なかなか思い浮かべるのが難しいと思います。なぜならこの花、「60年に一度」しか咲かないといわれている花なのです。
このササの花、平岡公園でも目にすることが出来ます。その花がこちらです。
「60年に一度」と言われている割には地味だなと思った方も多いかと思います。
こちらのササ(クマイザサ)はイネ科の植物ですので、花もそれらと近い形になります。
そんなササの花、園内でみられる場所を地図で示してみました。赤丸で囲ったところがみられた地点です。
地点1(パーゴラ広場近く)では、歩道からみられる場所から林の奥深くまで、広い範囲で花をつけています。
そのほかの地点(地点2:人工湿地入口、地点3,4:梅林周縁)でも開花がみられますが、チラホラとみられる程度です。
「60年に一度」と言われているササの花、実は園内でほぼ毎年見ている気がします。…なぜなら自然観察系のイベント時にいつも「60年に一度のササの話」をしている気がするからです。
いつも違う場所で「60年に一度」が起こっているのか、それとももう少し短い頻度で開花が起きているのかはわかりません。いろいろと調べてみるのも面白いと思います。私たちが見逃している開花場所もあるかもしれません。
そんなササの花を見に皆様もぜひ平岡公園に足をお運びください。