先日1日に4回目の湿地観察会を行いました。
前日の雨で開催が危ぶまれましたが、無事開催することが出来ました。
第一駐車場に集合して湿地に向かいます。
梅の香橋の駐車場側入口すぐにあるミズナラです。今年はほとんど実がついていません。
湿地に入る前に周辺の木々を見てまわります。
コナラです。枝先にどんぐりがついていました。
こちらはニガキです。
そして、今回もそこそこの頻度でキノコを見かけることが出来ました。
なお、キノコの名前や食べられるか否か等につきましては平岡公園管理事務所からお答えすることはできませんのでご了承ください。また、園内でのキノコの採取はご遠慮ください。
森を抜けて湿地に入ります。湿地の中にあるヤマウルシの紅葉が進んできました。園内では比較的早く紅葉が始まる木です。
10月に入り、花もほとんど見ることが出来ないかと思われがちですが、よく見ると花もまだちらほらと咲いています。
先ずはミゾソバ。こちらは湿地の木道近辺だけではなく、水場の近くであればいろいろな場所で見ることが出来ます。
次にエゾゴマナです。
こちらはほとんど湿地でしか見られません。
最後にエゾノヒツジグサです。
こちらは人工湿地内のみで確認できます。結構長い期間私たちの目を楽しませてくれましたが、もうじき花のシーズンも終わりそうです。
冬に向けた準備をしている植物もちらほら見かけました。
オオカメノキ(左)とキタコブシ(右)です。まだ葉っぱがしっかりと残っていますが、すでに冬芽を作り冬の備えを始めています。
人工湿地から引き返す途中、エゾアカガエルを見かけました。
エゾアカガエルは河川中でも越冬することが知られています。もしかしたらこれまで過ごしていた森の中から、越冬場所を探しに出てきたのかもしれません。
「湿地観察会」と銘打ったイベントは今年はこれで最後となりますが、園内の自然を解説付きで見て回ることが出来るイベントはまだ続きます。
10月18日:平岡公園ツリーウォッチング
10月21日:ながぐつの土ようび”もみじの森のたんけんたい”
こちらへもぜひご参加ください。
また、イベントだけではなく、冬の準備を進めつつある平岡億園内の自然を見に、ぜひ遊びにきてください。