皆さまこんにちは!いつも平岡公園ホームページをご覧頂きありがとうございます。
今日の園内は夏の雰囲気。生き物たちでにぎわう水辺、湿地がアツイ!
今日も、湿地で出会った生き物たちを紹介しますね。
まずは、梅の香橋の下の湿地から・・・
褐色の翅のトンボがハタハタと、とんできました。そっと近づいてみると、体は粉を吹いたように白いのです。
調べてみたところ、ニホンカワトンボのようです。
ニホンカワトンボは、カワトンボ科カワトンボ属のトンボです。
分布は、北海道・本州・四国・九州・千島列島で、平地や丘陵地の流れの緩やかな清流に生息します。
羽化してまだ成熟していない個体はメタリックな青緑色をしていて、やがて白く変化するのだそうです。
よく似たトンボで、ヒガシカワトンボとオオカワトンボと呼ばれていた種がありましたが、
DNAの塩基配列と外部形態の解析の結果、2006年、ニホンカワトンボに統合されたとのことです。
逆光で見るとオレンジ色に翅が透けてとてもきれいです。
翅の色には濃い色のものから透明に近いものまで、個体差があるそうです。
ここでイベントのお知らせを。
今週末6/15は、平岡どんぐりの森さんと共催の自然観察会、ながぐつの土ようびです!
今回のテーマは「トンボのたんけんたい」^^/
トンボの楽園、平岡公園の湿地で、いろんなトンボを探してみよう!
詳しくはこちらのページをクリックしてご覧ください→イベントのページ
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春から夏にかけての湿地は、生き物たちのエネルギッシュな活力に満ちています。
木陰が心地よい木道を歩いていくと、足下には、
コンペイトウのようなかわいい花が咲くのは秋、筆者の大好きな水辺の一年草、ミゾソバ(上)や
和製ハーブのひとつ、セリ(右)などが見られます。
名前を覚えると、フィールド散策はがぜん楽しくなりますよ^^v
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足をのばして人工湿地のエリアへ。鮮やかな、緑と青のコントラストが美しい眺めです。
サギスゲは綿毛が絶好調。ミツガシワは実を結び始めました。
ヤナギトラノオが咲き始めました。
花は葉の脇から出るため、上から見ると意外とみつけにくい花です。
目線を変えて見る。これも自然観察のだいじなテクニックのひとつですね。
ヤナギトラノオの鮮やかな黄色い花、小さな花火のようです。
現在咲きはじめ、これからどんどん咲いてきます!
ここで、もうひとつイベントのお知らせを。
今週末6/16は、平岡公園春の湿性植物観察ツアーがあります!
札幌市立大学の矢部教授のご案内でめぐる、湿地のツアーです。
湿地の植物を観察しながら、人工湿地が造成されてからの歴史、植生の変化などのお話もきけそうです。
詳しくはこちらのページをクリックしてご覧ください→イベントのページ
伝えたいことが、多すぎて、また長くなってしまいました。。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
みなさまのご来園おまちしております。