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今日は、園内で見かけたストライプな昆虫のご紹介。
赤と黒。その名のとおり、アカスジカメムシです。
セリ科の植物が大好きで、花や実に集まっては汁を吸います。
派手な色は警戒色として、敵に「オレは毒だぜ。くさいぞ~」と伝える役割を果たしているとされています。
実際にくさいのか、においを筆者は確認をしませんでしたが。。
こちらは、ヒメジョオンに来ていた個体。「セリ科じゃないけど、ま、いっか~。」
それにしてもこの配色、どこかで見たような・・・
もうひとつ、昆虫をご紹介。
コクワの葉に小さなハムシがいるの、わかりますか?
キクビアオハムシはサルナシ、ノリウツギなどの葉を食べます。
頭部とは金緑色に輝き、胸部は黄褐色です。名前の由来は体の配色からついたのでしょう。
甲虫の仲間には、このようにメタリックな輝きを放つものが多く存在しますが、
このような色のことを構造色といいます。
構造色の仕組みは光の反射によって起こります。
上翅の何層にも重なった薄い膜を光が通るときに反射して輝きを放つとされています。
他にも、表面の微細な凹凸に光が乱反射して、構造色を呈するものもあります。
(DVDディスクの裏面なども構造色!)
この不思議なしくみは、金属加工の技術として開発が進められています。
色素や顔料などの塗料を使わないので、材料としてのリサイクルが容易になるなど、メリットはいろいろ。
タマムシ色の乗用車などが登場したら楽しいですね。
ちょっと話題が飛躍してしまいました。昆虫の色んなふしぎ、のお話でした。