皆さまこんにちは!
本日は、札幌市立大学の矢部教授を講師にお招きし、湿性植物の観察ツアーを開催しました。
矢部先生は平岡公園の人工湿地の造成からモニタリングまで携わってこられた研究者でもあります。
今日は朝から好い天気!先生は晴れ男なのだそうですよ。
今日のツアーは集合場所の第1駐車場から、湿地をぐるりと巡るコースです。
さっそく梅の香橋の下の湿地へ。
観察モードの視点で見ると、実に様々な種類の植物が目にとびこんできます。
サンプルをもとにセリとドクゼリを観察中。
ともに水辺に生育するセリ科の植物ですが、セリはセリ属、ドクゼリはドクゼリ属の多年草です。
葉の形が異なるので見分けられますが、芽出しのころは、よく似ていて見分けがつきにくいのです。
こちらは、ツルニンジン。
キキョウ科ツルニンジン属の多年草で、根や芽が食用になるほか漢方薬としても用いられます。
漢方名が「四葉参/シヨウジン」というようです。おそらく葉の付き方から名がついたのでしょうね。
木道を歩きながら、人工湿地のほうへ向かいます。
ハクウンボクの花がきれいに咲いていました。
つぼみの形がタマゴみたいでかわいいですね。
人工湿地では、今現在ヤナギトラノオがまっさかりです。
矢部先生から、湿地が造成されてから現在に至るまでの植物群落の変遷についてのお話を聞かせて頂きました。
時間とともに、群落を構成する種も、優先する種も少しずつ変わってきました。
またこれから、どう変わっていくのか見守っていくのが楽しみですね。
緑がまぶしいです。
昨日は雨に打たれてぐったりぎみだったサギスゲも、すっかり復活していました。
数日後には、真っ白になるくらい見られるようになりそうですよ。
最後はみんなで、湿地の植生管理作業(ヨシ刈り)を体験してツアーは終了。
ヨシとオオアワダチソウを除去してスッキリ!景観もよくなりました。暑い中、皆さまお疲れ様でした。
来週は、カエルの観察ツアーです!ただ今、参加者募集中です!!
皆さまのご参加をお待ちしております^^/