羽化まっ最中です。
今、一番慎重にやらないと危ないところ。ドキドキ。
雨上がり、このカエデの木では4頭のエゾゼミが羽化中でした。
ドクン、ドクンと脈打つ背中。
写真下は翅がすっかりのびた個体。おそらく同じ親の卵から育った兄弟ゼミでしょう。
小さく折りたたまれていた翅の脈に体液が流れることによって、翅がのびて広がるのですが、
この、セミの翅の折りたたみの構造を「ミウラ折り」といって
人工衛星に乗せるソーラーパネルや、身近なところではパンフレットなどの折りにも利用されています。
即座に展開・収納でき、折り目が摩耗で破れにくく、コンパクトにたためる、などがこの折り方のメリットです。
昆虫の体の仕組みってすごい技術ですよね!
それにしても羽化直後のセミの翅の色は、何ともきれいな色。
雨上がりの湿気でちょっと乾きにくそうです。
無事に体がかたまって、空へ飛びたてますように。
ガンバレ~!