みなさまこんにちは!今日は天気もよく、絶好の散策日和となりました。
今日は、秋のチョウと虫の観察会の日です。
昆虫少年たちとそのご家族のみなさんが、遊びにきてくれましたよ~!
生き物の観察会や調査などで幅広く活躍されている、問田高宏先生を講師にお招きしました。
本日は、湿地をぬけてはっらぱをぐるりとまわり、木道を歩いて戻ってくるコース。
湿地や森林生の昆虫と草原生の昆虫を一度に観察できるのも平岡公園ならではです。
早速、何かを発見。オオヒカゲがいました。
ぱっと見たところ地味な色合いですが、見る角度によってオパールのように色が変化します。
なんだかチョウらしくない名前だねと、素直なコメントが。言われてみるとたしかにそうかも。
先生は今日も、チョウに波紋を送り動きを一時的に止める技を披露して下さいました。
食草となるカサスゲなどカヤツリグサの植物が、この湿地にたくさんあるので、
オオヒカゲにとっては適した環境なのでしょう。
ミゾソバの葉の上でじっと息をひそめているヒメクサキリがいます。
後ろずさりで、木道のへりに追い込まれたカメムシの幼虫。
モクメシャチホコの中齢幼虫がいました。
触角のように見える2本の突起。こちら側が頭かと思いきや、お尻なんですね。
幼虫はヤナギ類の葉を食草とします。
今日は成虫はいませんでしたが、どんな姿か図鑑で調べてみると、木目模様の翅がオシャレなガでした。
少年達の昆虫を見つけ出す目も冴えてきて、次々と色々な昆虫を見つけ出します。
コースは湿地を抜けてはらっぱへ。草原生の昆虫といえば、やっぱりバッタですね!
まずはコバネイナゴ、
そしてイナゴモドキ、
先ほども登場した、ヒメクサキリがまたいたのですが、アスファルトの上だとまるわかり!
緑色の体の色は、身をかくすための色でもあるのですね。
ミカドフキバッタも現れました。
秋のはらっぱは虫たちで大変にぎやか。次々と虫を見つける昆虫少年達も大喜び、大変にぎやかです
おだやかな印象の問田先生がこの後、猛ダッシュ!そして捕まえたのは・・・
みんなの憧れ、オニヤンマ!大きいですね~!
その迫力と美しさに圧倒されました。
草原には、チョウもたくさんやってきます。
スジグロシロチョウ。アブラナ科の植物を食草とします。
ベニシジミ、春型のようです。我が国の30円切手のデザインにもなっています。
ギシギシなどタデ科の植物が食草です。
ジャノメチョウもいました。
夏の間、いっぱい飛んで冒険したのでしょうね。翅がボロボロになっていました。
食草は、ススキやスゲ類などイネ科やカヤツリグサ科の植物です。
今日、見つけた昆虫はほかにもたくさん、紹介しきれないほどですが、
皆さまに楽しんでいただけたようで本当に良かったです。
ご参加いただいた皆さま、講師の問田先生、本日はありがとうございました。