平岡公園- 住宅街に囲まれたオアシス -

木の芽のかくれんぼ

2013.11.24

皆さまこんにちは!

連休は天気に恵まれ、公園はお散歩やボール遊びなどをする家族連れのお客様でにぎわいました。

晩秋の今ごろ、樹木の多い平岡公園では、たえまなく降ってくる落ち葉の対応に追われます。

写真下の迷彩柄のような幹の木はプラタナスで、街路樹や公園樹として各地に植栽されています。

プラタナスは、スズカケノキ科スズカケノキ属(Platanus)の樹木の総称です。

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プラタナスは、幹のグリーンの部分で光合成を行うことができるのだとか。

新陳代謝のように樹皮がはがれ落ち、迷彩柄のようなまだら模様になります。

 

特徴的な形の大きな葉っぱ!中にはこんなに大きなものも。

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落ちた葉の付け根を見て見ると、、

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根元がふくらんでいて、中が空洞、キャップのようになっていますね。

プラタナスの芽は、葉が落ちるまで葉柄の中にかくれています。

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葉が落ちると、スポッと冬芽が!

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このように葉柄の中に芽が隠れている芽を、葉柄内芽(ようへいないが)とよびます。

葉が落ちて、冬芽がつぎつぎと姿をあらわしました。

 

ちなみに、園内の落ち葉は、掻いて集めてバックヤードへ運ばれます。

切り返しをしながら、ゆっくりと時間をかけて分解されて腐葉土へとうまれかわります。

CIMG4877 (2)→→→CIMG4877

プラタナスの葉は組織が分解されにくく、漬け物のようになって残りやすいので困りもの。

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葉に混じって丸い実がぶら下がっています。和名のスズカケノキの名前はこの実の形が由来です。

・・・まだ葉が残っているので、落ち葉との闘いはしばらく続きそうですね。