平岡公園- 住宅街に囲まれたオアシス -

鳥たちのレストラン

2014.01.16

今日は太陽がのぞき、気持ちの良い青空が広がる一日でした。

アカエゾマツの枝先には、氷のシャンデリアが太陽の光を受けてきらきらしています。

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東エリアの湿地の木道も雪がこんもりと乗って、カマボコのように見えます。

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林の中が鳥たちの声で非常ににぎやかなのです。

ヤドリギがたくさん着いている木に集まっている様子です。

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ピーィッと甲高い大きな声の主はヒヨドリでした。

斜面上の枝先の高い位置にいるので、何をしているのかよく見えないのですが、

どうやらヤドリギの実を食べているようです。

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ヤドリギは、他の樹木の枝先に寄生するビャクダン科(APG植物分類体系による)の植物です。

自らの葉で光合成を行うことができるので、半寄生植物と見なされることもあります。

黄色い果皮の液果をたくさんつけるのですが、ヒヨドリはこの果実を目当てに来ているようです。

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木の根元に、確かに果皮が落ちていました。

食べ物が少ないこの季節、鳥たちにとっては貴重な栄養源なのでしょう。

木の高い位置にあるので、果実の様子を紹介できないのが残念ですが、

違う場所で偶然ヤドリギの実を食べたことがあります。果実はほのかな甘さがあります。

種子はネバネバとした粘着質な繊維に包まれていて、鳥が食べたときに種子が飛び出し、他の樹木の樹皮にくっつきます。

種子は樹上で発芽して、樹皮を破り形成層に侵入して寄生がはじまるという仕組みです。

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寄生された樹木にとっては、栄養を奪われてしまうので、ヤドリギは悪者のイメージですが、

生態系の中での存在として考えると、他の生き物へ食糧や隠れがを提供するなどの良い面もあります。

機会があれば、寄生された部分の様子を観察してみたいものです。

 

最後に発見。夏のなごり、エゾゼミの抜け殻がまだ残っていました。

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