平岡公園- 住宅街に囲まれたオアシス -

平岡公園で冬芽かんさつ~その②~

2014.02.14

みなさまこんにちは!

今日は青空が広がりとても気持ちの良い朝となりました。

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今日は平岡公園で見られる冬の木の芽の紹介、第2弾です。

林の中は静かですが、枝先の木の芽をみていると、すごくにぎやかなように感じられるから不思議です。

 

まずは1つめ、ハクウンボク(エゴノキ科エゴノキ属)から見て見ましょう。

見ためは地味ですがよく見ると、色々な特徴があります。

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写真中央の芽に注目です。

芽は交互に着く「互生」で、マットな質感の外観から分かるように、細かい毛に覆われた「裸芽」です。

寄り添うようにぴったりとくっついている小さいほうの芽は「副芽」と呼ばれる芽で、

大きい芽が枯れたときの予備の役割を果たしています。ハクウンボクやエゴノキなどで見られる特徴です。

ハクウンボクは、プラタナスのように葉柄内芽(過去投稿記事:木の芽のかくれんぼ参照)ですので、

芽の周りをぐるりと葉柄に囲まれていたあとがO字型に残っています。

さらに、実のついていた跡や、若い枝の表皮がはがれる、などの特徴があります。

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ちなみに初夏に咲く花がとてもきれいです。※2013.6.16撮影

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こちらも園内でよく見かける木の芽です。

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先端がするどく尖ったトンガリ冬芽、芽だけ見ていると見分けがつきませんので、特徴を整理します。

芽は「互生」、芽鱗につつまれた「鱗芽」です。さらに樹皮も見て見ましょう。

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トランプのダイヤのようなマークがいっぱいついています。勘の良いあなたなら、気づいたはず。

この木はヤマナラシ(ヤナギ科ヤマナラシ属)でした。昨年のツリーウォッチングでも紹介された木ですね。

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平たくて長い葉柄が風を受けて揺れやすい構造になっており、

ざわざわ揺れることからその名がついたとされています。※2013.6.19撮影

 

じゃん!トンガリ冬芽その2、さきほどよりも、さらに!尖っていますね~。

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特徴で違うところ、芽が対につく「対生」になっています。

さらに何か情報がないか探して見ると、花がらが残っていました。

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これでツリバナ(ニシキギ科ニシキギ属)だと分かりました。

ぱちんと割れた果実、秋にはこんな様子でした。※2013.9.27撮影

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マユミも近くにありましたが、同じニシキギ科ミシキギ属でも冬芽の印象はだいぶ違いますね。

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写真左:マユミの冬芽、写真右:マユミの果実 ※2013.9.20撮影

 

もう少しいきましょう、続いてはこちら。ヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)です。

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この芽は「対生」で「鱗芽」、球根のようにふくらんだほうの芽は「花芽」で、楕円形の芽は「葉芽」です。

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秋には大きなさくらんぼのような果実がなっていました。※2013.10.1撮影

 

最後に紹介するのは、キタコブシです。これは覚えやすいので、知っている方も多いはず。

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先端のフワフワした毛皮に包まれたのが「花芽」で、下にあるグレーの小さい芽が「葉芽」です。

 

ここで頭上にヤマガラがやって来ました。「あれ、なんかいる。」と思われていそうな、この雰囲気。

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こちらの様子をちょっと気にしつつ、キタコブシの枝先に残った果実の中身をついばんでいました。

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