長らくお待たせしました。みち草のススメ第2弾です。
企画倒れで自然消滅か、と思われたことでしょう。今日の巡回でハッと感じた場所がありましたので、巡回後に写真を撮りに行きましたよ。
怪しげなタイトルとともにお届けする本日のルートは、東地区の地球の広場です。梅林があるのは西地区で、東地区は野球場やテニスコートがある方です。このルートは急な階段はありませんので、ゆっくり楽しめるかと思います。
第5駐車場から遊具広場に出て、そこから林内の道を通り地球の広場に出るコースです。所要時間は20分くらいかと思います。
平岡公園の遊具広場と言えば「スカイネットジャングル」。思わず口に出したくなるクールな名前です。ここで下に降りて遊ばずに、そのまま林の方に抜けます。
散策路沿いにはツタウルシがありますので、気を付けて下さい。今日は林内にドロノキの綿毛が飛んでいて幻想的でした。いつものように、綿毛は写真に捉えられてないです。
林を抜けると見えてくるのが地球の広場です。
円い構造物は、魔法陣ではないですよ。がっかりさせてすみません。
このまま林縁に沿って歩き、水飲み場の横を奥に進みます。
ご近所の方が歩いているのはお見掛けしますが、ひっそりとした場所です。
奥に進むと湿地があります。木道が劣化しているため下に降りる事はできないのですが、元々のこの地域の湿地の風景を想像させる場所で、結構気に入っています。
西地区の梅の香橋下に見える湿地のミズバショウはほとんどが植栽されたものです。水田などにも利用されていたため、元の姿はよく分からないのですが、こちらの湿地はそれほど人の手が入ってないのではと見ています。
過去の景色に思いを馳せつつ、来た道を戻ります。
ここを歩くと、西地区ではまだ見つけていないレンプクソウや、自生と思われるエゾエンゴサクなどの植物、靴をくわえたキツネに出くわしたりします。下の写真のクルマバソウとホオノキは西地区にもあります。紛らわしくてすみません。
今、林縁ではヤマボウシが目立ちます。
ヤマグワの実も赤く色づいてきました。これから色んな形の果実がみられそうですね。
トイレの近くまで登って振り向くと、一面お花畑となっています。少し見ただけでもコウリンタンポポ、キバナコウリンタンポポ、ブタナ、ムラサキツメクサ、シロツメクサがあります。全部外来種で、管理する側にとっては憎たらしい雑草ですが、色とりどりに賑やかな様子を見て、今日はこれを紹介しようと思いました。最近あちこちで目立つコウリンタンポポなんかは気になっている方も多いのでは。
この「雑草お花畑」にアクセントを加えているのがヘラオオバコです。これももちろん外来種です。葯がまるで土星の環のようにプカプカしていて、密かに可愛いと思っている人も少なからずいるようです。こんな雑草を這いつくばって観察する。それがみち草の醍醐味です。
さて、雑草お花畑を堪能したところで、お忘れではありませんか。本日のメインテーマの「宇宙」を体験しに行きます。
四角い石には惑星の名前が刻んであります。太陽を表していると思われる丸い場所に上ってみました。呪文を唱えても何も起こらなかったので、魔法陣でないのは確かなようです。
魔法陣ではないとはいえ、このUFOが降り立ちそうな場所、気になって仕方がありません。未体験の方、是非この宇宙を体験してみてください。
平岡公園での自然散策といえば西地区がメインとなりますが、東地区にも手軽に散策できる場所があります。西地区と植物を比較しながら歩くのも楽しいですよ。
それではまた次回。時間を見つけてルートを探索してきます。
追記
最近気になると言えば、フワフワと家にも入り込んでくる綿毛。東地区で綿毛を大量生産しているのはドロノキです。下の写真の矢印で示したところにタネが見えます。