気持ちの良い晴れた晩秋のみち草案内。
【その1】秋の林内の様子を紹介すると見せかけての、
朽ち木に発生した粘菌観察のすすめ。
種名は不明。他にも色んな粘菌がいそうな予感。
【その2】平岡樹芸センターのモミジのトンネルに対抗しようと黄葉の映え写真を撮っていると見せかけての、
クロスジフユエダシャクのメス探しのすすめ。
平岡公園、最近やたらとガが飛んでいませんか?
調べてみたらクロスジフユエダシャクというシャクガの仲間っぽい。我らが「虫先生」問田さんに聞いてみたところ、クロスジフユエダシャクで正解でした。
オスもメスも口が退化していて、この寒い時期に飲まず食わずで繁殖します。なんと、メスは翅が退化していて飛ぶことができません。オスはメスが出すフェロモンを頼りにメスを探してひらひらと飛んでいるのです。なかなかとまってくれないオスを写すのも根気が必要です。
平岡公園に多いコナラやミズナラは食草のひとつで、幹や枝に卵を産みつけるそうです。そりゃ園内で大量発生するわけだ。
黄葉を楽しむのも良し、クロスジフユエダシャクのメスを見つけた時のラッキーな気分を味わうのも良し。
平岡公園の晩秋のみち草、どうぞ満喫してください。