人工湿地ではクロバナロウゲが咲きはじめました。
漢字表記で「黒花狼花」。6月から咲き始め、8月頃まで見る事が出来ます。
赤紫色のあまりない花の色で、人工湿地でも目立っています。
まだ数は少ないですが、人工湿地に入ってすぐの右側に咲いていますので、ご来園の際には探してみて下さいね。
人工湿地ではヤナギトラノオ、サギスゲ、カキツバタのお花を見る事が出来ます。
梅林のホオノキ。大きな花を咲かせ、近付くととてもいい香りがします。
オオウバユリは花が咲く夏に向け、どんどん大きくなっています。
最近、遊具広場のサクラの木にエゾシロチョウが群がっています。
写真ではなかなかお伝えするのが難しいのですが、木の近くに立つとチョウの羽ばたくパタパタという音が
聞こえるくらい多く集まって来ています。
エゾシロチョウは6月に成虫が現れ、オスはメスよりも早く羽化をしメスが羽化してくるのを待っているそうです。
羽化が始まっている木の周りには多くのオスの成虫が飛び回り、交尾後メスは食樹(サクラなどバラ科の樹木)の葉の裏に
卵を産み付けるとのことなので、いままさにオスがメスを待っている状況のようです。
(増補改訂版 探そう!ほっかいどうの虫より引用)
エゾシロチョウが特に密に集まっている所では、さなぎがたくさんありました。
びっしりとついていますね。
近くの園路灯にもさなぎが付いていました。
エゾシロチョウは年1回の発生で、幼虫は大量発生するそうです。
幼虫(毛虫)を見つけた際は、お手を触れないようにお気を付けください。